<口蹄疫>エース級種牛感染疑い…避難6頭中の1頭(毎日新聞)

 宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、国の特例措置で西都(さいと)市に避難していた「宮崎牛」のエース級種牛6頭のうち1頭に、口蹄疫に感染している疑いがあることが21日分かった。2回の遺伝子検査でいずれも陽性を示したという。県は残り5頭の扱いについて、農林水産省と協議している。

 県が避難させた種牛は「福之国(ふくのくに)」、「勝平正(かつひらまさ)」などの6頭。県は13日、ブランド保護の観点から、県家畜改良事業団(高鍋町)から北西に約24キロ離れた西都市内の簡易畜舎に避難させたが、その2日後に同事業団で感染が確認され、種牛49頭を含む308頭が殺処分された。避難して1週間の経過観察では無事だったが、その後に感染疑いが出た。

 49頭の種牛を失い、隔離された6頭は、県畜産の再興を担う一筋の光だった。仮に6頭の感染が判明すれば、宮崎牛ブランドにとって致命的な打撃となるのは必至だ。

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 農林水産省は「6頭は1頭ずつ隔離して管理していると聞いている。残り5頭を殺処分するかどうかは、隔離状況を確認したうえで、県と協議して判断したい」としている。

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